珍しい装備の旧車

燃費計やワイパー付フェンダーミラーを備えた初代レパード

1980年に日産の高級パーソナルカーとしてデビューした初代レパード。
2ドアハードトップと4ドアハードトップをラインナップし、エンジンには直列4気筒 1.8リッターエンジンからV型6気筒 3.0リッターターボと幅広いバリエーションを取り揃えた。

そんな初代レパードでは、世界初となる燃費計やワイパー付フェンダーミラーなどが採用されていた。
今でこそ当たり前となっている燃費計だが、初代レパードでは当時の先進機能として話題に。
ワイパー付フェンダーミラーは、ミラーに小さなワイパーがついており、センターコンソールにセットされているスイッチで作動するといもの。
ミラーに付着した汚れや水滴をワイパーで落とすことができ、視認性を確保できるという装備だった。

珍しい装備の旧車

「集中ターゲットメーター」を備えたホンダ 初代プレリュード

1978年に発売開始されたスペシャリティ2ドアクーペのホンダ 初代プレリュード。

内装のシート表皮にはファブリックに加え、一部グレードにコノリーレザーのオプションを用意。
また、日本国内で生産する車として初めて電動サンルーフを一部グレードに標準装備していた。

そんなプレリュードで、珍しい装備として採用されていたのが、高い視認性を確保するため、スピードメーターとタコメーターが同軸上に配置された「集中ターゲットメーター」だ。

二重円の外側にスピードメーター、内側にタコメーターを配置する同アイテムは、2つの計器を同軸上で見ることができるため、シンプルなメーターデザインに。
しかし、モデル中期に2眼メーターへ変更されたことを鑑みると、視認性が良かったかどうかは、賛否両論あったことが伺える。

珍しい装備の旧車

11個の警告灯「OKモニター」を備えたトヨタ コロナ(5台目)

1973年にフルモデルチェンジを行い、2ドア/4ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドア/5ドアバンをラインナップをし、5代目となったトヨタ コロナ。

5代目コロナの一部グレードに装着されていたのは「OKモニター」という装置。

LICENSE(番号灯)、BRAKE(制動灯)、TAIL(尾灯)、HEAD(前照灯)、W-WASHER(ウィンドウウォッシャー)、BATTERY(バッテリー)、RADIATOR(ラジエーター液量)、ENGINE OIL(エンジンオイル)、BRAKE FLUID(ブレーキオイル)、VAC・BOOSTER(ブレーキブースター)、LINING WEAR(前輪ディスクブレーキ・パッド)の11個の警告灯が頭上に配置され、コックピットのような運転席周りは独特な雰囲気を放っていた。