タイでは、ココナッツの収穫にサルが利用されている

タイに生息するブタオザルは、ココナッツの高い木に登り、その実を落とす役目を400年以上担ってきました。

オスのブタオザルは1日に約1600個、メスは約600個のココナッツを収穫します。
人間だけだと平均80個ほどしか収穫できないことを考えると、ブタオザルは地元のココナッツ産業に欠かせない存在だと言えます。

オマキザルのオスは、メスを惹き付けるために、自分の体に小便をかける

オマキザルのオスは、自分の手に小便をかけて、それを体毛に塗る習慣があります。
これは匂いの強い小便の香りを毛にまとわせることで、メスに自分が独身であることを伝える役割があります。

成体のオマキザルの尿には、男性ホルモンが含まれており、これがメスをひきつける要因となっているようです。
なので、子どもの尿を毛に塗ったとしても、メスが反応することはありません。

ヨーロッパには、サルが1種類しかいない。しかもそれは、人為的に移入された種である

日本にも野生のサルはニホンザルの一種しかいませんが、日本よりずっと広いヨーロッパにもたった1種類しかいません。

そのサルはバーバリーマカクと言う名前で、主に北アフリカに生息していますが、唯一ヨーロッパにもいるサルです。
またヨーロッパの個体は全て、「ジブラルタルの岩」におり、すべてイギリス海軍が人為的に導入した種です。

導入された個体がジブラルタルで繁殖して、この場所に定着するようになったのです。
現在のところ、ジブラルタルの岩にいる個体はたった230匹です。

ちなみにアメリカやカナダ、ロシアなどには、野生のサル自体がいません。
逆に、ブラジル、マダガスカル、インドネシア、コンゴ共和国の4つの国では、合わせて150種以上が生息しています。

サルの種類はおよそ250種いる。そのうち50%は25~50年後に絶滅する可能性がある

およそ250種におよぶサルの75%が、牛の放牧、ガスやオイルの掘削、鉱山、材木の切り出しなどで生息地が破壊され、その個体数を減らしています。
そのうち半分は今後50年以内に、地球上から姿を消す可能性が高いとされています。

また現在、この世界から消えようとしているサルもいます。
中国の海南省にしかいないカイナンテナガザルは、たった28匹しか残っていません。