日本における 自動車の芽吹き

日本では、1907年に国産第1号のガソリン自動車が製作されました。
吉田真太郎と内山駒之助による国産初の「ガソリン自動車」は10台ほどがつくられ、当時の人々は、この車がガタクリ、ガタクリ走ることから“タクリー号”と呼びました。

量産が可能になった 「ガソリン自動車」

1908年にはアメリカのフォード社が初めて、流れ生産方式で自動車の量産を行いました。
それまで自動車は一部のお金持ちの乗り物でしたが、流れ作業で多くの自動車を生産することができるようになったため、価格も安くつくることができたのです。

ガソリン自動車誕生

現在と同じようにガソリンとエンジンで走る自動車は、19世紀に入ってから開発されました。
1876年に現在のエンジンの原型が完成し、1886年に「ガソリン自動車」の第1号が誕生しました。

自動車の誕生

自動車のはじまりは、現在のようにガソリンエンジンではなく、蒸気の力で走る「蒸気自動車」が起源と言われています。
蒸気自動車が生まれたのは1769年ころのことです。

オオカミから始まったペットの歴史

オオカミは人が家畜化した最初の動物だと言われています。
「家畜」と言うと牛や豚、ヒツジやヤギなどのイメージがありますが、これらの動物の家畜化はさらに後の時代になってからです。
オオカミと人の共生は、約3万年も前から始まったと考えられており、当初は住居の見張り役という番犬のような役割を果たしていたようです。
なぜ野生のオオカミが人と生活をともにするようになったのでしょうか? 
オオカミは群れ社会で生活し、群れの中には厳しい上下関係が存在します。
自分より上位の者には絶対に逆らいません。また、厳しい環境を生き抜くために表情や動作で仲間に意思を伝えるという高いコミュニケーション能力を備えています。
この習性が人と生活するのに適していることから、古代の人たちはオオカミをともに暮らすパートナーとして選んだのでしょう。
オオカミは極めて社会性が高く、集団生活におけるルールが人間社会のそれと非常に似通っていることが分かります。
この家畜化されたオオカミが、犬の祖先となったようです。