6ヶ月の子犬の育て方

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■6ヶ月の子犬の育て方
愛犬は人間で言うと青年期、悪い習慣を改め、良い性格を伸ばすために本格的なしつけ・トレーニングを開始すべき時です。
リードをつけ散歩に出ると活発な犬は真直ぐ歩かなかったり、左右に引っ張って苦労をします。
この状態を放置しておくと、成犬になった時、中型犬以上では婦人や子供ではとても散歩が無理の状態になります。
常に主人に従って歩く訓練(脚側行進)は、すべてのしつけ・トレーニングの基本となるものであって、家庭犬に対して行われるしつけ・トレーニングの目的の内、最も重要なものです。

■脚側行進について
脚側行進の基本は犬を主人の左側に付けると言うもので、日常から犬を左側に誘導する事を心がけます。
リードをつけて犬と戯れながら、時おり犬を左脚側に来るよう仕向けて歩いてみます。
主人と行動する時は、常に左側に付くべきである事を犬に習慣とさせます。
犬を主人の左脚側に停座させ、犬の名を呼び、犬の注意を主人に集中させ「アトエ」の命令とともに歩きだします。
リードは右手に短く持ち、犬の首に近い所で左手を添えておきます。
歩行時は、犬の右肩が主人の膝付近に付くよう引き寄せて行進します。
犬が前に出る時は「アトエ」の命令とともにリードをグンと強く引き首にショックを与えます。
犬が引く方向と逆の方向へ主人が方向転換してしまう事も引き癖をなくすためには有効です。
このしつけ・トレーニングは根気が必要ですが、毎日の散歩時に繰り返し教え、良い習慣を身につけさせましょう。
室内飼育犬の場合には犬は主人の身近で生活する関係上、主人の声の調子や顔色、動作で「よい事」「悪い事」の判断をするようになりますが、外で飼育される犬の場合には一般的に意志の疎通が薄く、充分なしつけ・トレーニングを行うためにはある程度の厳しさも必要です。
特に大型犬や強情な犬にあっては、むしろ程度をわきまえた体罰もやむを得ぬものとして肯定されます。
この時期のしつけ・トレーニング如何が犬の生涯の評価を左右するものとなります。
犬の教育についてご家族全員で考える機会をおつくりください。

■薬を飲ませるしつけについて
犬にとって、口は様々な機能を果たす器官ですから、人が無理やり口を開けたり口の中に手を入れたりする事を非常に警戒します。
投薬などを容易に行うためには、この警戒心を子犬の時からのしつけで除いておく必要があります。
何気なく口を開けてみたり、好きな食べ物を口の中に入れてやったり、じゃれて噛んでくる時に口の奥深く手を入れてみたりの繰り返しが警戒心を除く事に役立ちます。
薬を投与するなどの必要な行為は、穏やかに安心させるよう話しかけながら、しかし断固とした態度で目的を達する必要があります。

■飼育環境について
犬の体の変調は環境の温度差によって引き起こされる場合が多いので空調等による昼夜の温度差について注意が必要です。
冬期にはペット用ヒーターの利用も考えます。
夏期の密閉状態では熱射病の危険があるくらい室温が上昇します。
電気コードをかじる事による感電事故にも注意が必要です。
その他火気、薬品、刃物、異物の嚥下などにも注意しなければなりません。 
階段を昇る事はできても降りる事ができない犬もあり、転落の危険があります。
室内飼育犬を多くの危険から守るのは飼い主の義務です 。

■繁殖について
雌犬にはおおむね半年ごとに発情がきます。期間は約2週間で、陰部からの出血がみられ、出血の初日から数えて12~13日目が交配の適期です。
雄犬には発情期はなく、発情中の雌犬が近くにいればその匂いで発情します。
子犬を生ませる場合は、出血が始まった日を正確に記憶して、交配の条件等について雄犬の所有者と打合せをします。一般には交配証明書と引き換えに交配料を支払います。
繁殖は出産子犬の分譲先も考慮した上で計画を進めるべきです。
中型以上の犬では、最初の発情は母体がまだ完全に出来上がっていないので、2回目の発情期から交配するのが無難です。
子犬を生ませない時は、室内犬では発情中の散歩を見合わせ、外に出さず庭やベランダで日光浴をさせるようにします。屋外飼育の雌犬は、発情期は室内に入れるなど、交雑を避けるための細心の注意が必要です。

■食事について
一般に犬は幼犬時から与え続けられ習慣となった食物を好みます。
犬の食餌内容や給餌方法を切り替える時に、急激な変更をすると一時的な下痢や食欲の減退を起こす事があります。食餌内容の変更には10日間程度の時間をかけ、毎日10%づつ新しい食餌を加え、等量の旧食餌を減らす方法で徐々に行います。

*ペットの飼育百課より引用させて頂きました。

5ヶ月の子犬の育て方

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■5ヶ月の子犬の育て方
この頃から子犬は、自分を取り巻く家族と自分の関係を、自分より強いか、弱いか、で区分して考えるようになります。群れで生活していた野生のなごりでしょう。
場合によっては自分の地位を主人(ボス)の次に位置づけ、その他の人を自分と同等、又はそれ以下と認識して、歯をむき出したり威嚇したりする事があります。
小さな子供のいる家庭では子供もしつけに参加して、家族全員の命令に従うようトレーニングしなければなりません。

■アルファ・シンドローム(権勢症候群)
主人(正常な場合にはアルファ)と犬との主従関係が確立している場合には犬は常にアルファに注目し、気に入られるために命令に従い、ある程度の苦痛にも耐えるものです。
しかし主人が頼りがいがなく、アルファとして信頼するに足りない存在である場合には、犬は自分がアルファになろうとして、スキを見てアルファに反抗し、勝手な判断をして行動するようになります。
飼い主家族全員と犬との正しい主従関係を確立するために、犬とふれ合うあらゆる場面で常に人間が優位であることを示しましょう。

■食事のしつけ
食事の時間は、マテやスワレなどのしつけを誘発的に行う好機ですので、食事を与える行為と併行して色々なしつけ科目を組み入れて行います。室内外で飼育される愛玩犬では、
1.飼い主が許可するまで食べない。
2.限られた時間内で食べる。
3.人が食べている物をねだらない。
4.拾い食いをしない。  
などの基本的なしつけが必要です。
食べ物を入れた器を持ち、犬と向き合い「スワレ」を命じ、犬の前に食器を置き、「マテ」の命令を与えます。
直ぐに食べようとしたら手で制し、食器を取り上げ「スワレ」「マテ」を繰り返してください。
この頃の子犬の食事に対する欲望はかなり強いものですから、あまり長い時間待たせず、ごく短い時間待つ事ができれば充分に誉め、「ヨシ」の命令で食べさせましょう。
このしつけは犬が自分の欲望をコントロールして飼い主の命令に従うと言うしつけの基本的なトレーニングですから是非とも実行してください。

■耳の手入れ
耳の中が臭ったり、汚れていたら、綿棒でそうじをしてください。
特に垂れ耳の犬種では定期的な観察と手入れが必要です。長毛種や耳の垂れた犬種は、外耳炎や耳カイセンの寄生が高い確率で見られますので、首を振る、後肢で耳をかく、黒い耳垢がついている、等の異常を見つけたら動物病院で診察を受け適切な処置をしましょう。

■爪の手入れ
爪が長く伸びている時は犬用の爪切りで切ります。
爪を伸ばし過ぎると、中の血管も一緒に伸び、切ることが難しくなりますから、爪の状態は日頃からよく観察しましょう。
爪を光に透かし、血管を確認して、血管を切らぬよう短く切ってください。
黒い爪の場合は、先端から少しずつ慎重に切っていきます。
爪を切ったあとは、ヤスリで先端を丸くしましょう。
深爪は犬に苦痛を与え、その後の爪切りをいやがる様になりますから注意してください。

■屋外犬舎について
中型以上の犬を屋外で飼育する場合には丈夫な犬舎が必要になります。
犬舎に接して運動場を設けることができれば理想的です。
運動場のドアーは万が一のために、犬の方からみて引いて開ける方式にしましょう。
運動場は日当りの良い場所を選び、フェンスは犬が成犬になった時の大きさを考慮して高さを決めてください。
特に雌犬の場合は繁殖期になると、近所の雄犬が侵入したり、愛犬が外へ飛び出したり、という事態がおこります。交雑を防ぐための安全策を講じてください。
運動場があっても犬舎に閉じ込めてばかりでは、ストレスがたまり、無駄吠えや咬傷事故をおこす原因になりかねませんから、中型以上の犬では引き運動を兼ねた散歩は必要です。

■無駄吠えを無くすには
人を怖いと思わせない様に育てることが重要です。人に接する機会を多く与えるのが有効的でしょう。多数の人々が常に見える場所で子犬時代を過ごさせてください。
ある人は通り過ごし、ある人は手を伸ばして頭を撫でてくれたりします。
「人は友達」と言う感覚を育てる事です。
無駄吠えを無くすには、小さい頃からの習慣が大切で、要するに鳴いても欲求を満たさなければよいのです。
鳴くから餌をやる、鳴くから遊んでやる、鳴くから散歩をする、など子犬にとっては鳴けば良い事があるから当然鳴くようになります。

*ペットの飼育百課より引用させて頂きました。

4ヶ月の子犬の育て方

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■4ヶ月の子犬の育て方
4ヶ月頃から子犬の行動が、無意識なものではなく目的を持つことが多くなります。
知能の発達の最も盛んな時ですから、この時期に良い習慣を子犬に身につけさせ、性格の良い子犬にしてください。
乳歯の抜けかわる時期には、家具や履物など何でもかじるようになります。
犬用のガムやおもちゃが市販されていますから適当な大きさ、適当な硬さのものを与えると良いでしょう。
子犬には、咬んで良いもの悪いものの区別はつきません。
ほめることと、しかることを子犬の行動に結びつけさせて理解させましょう。
わがまま放題の溺愛の結果は、飼育者は満足でも社会に受け入れられない不幸な犬にしてしまいます。

■食事について
乳歯が抜け永久歯にかわる時期ですから、ドライタイプのドッグフ-ドを柔らかくしなくても食べるようになれば、便を観察しながら適正な一日量を決め、食餌内容をゆるやかに替えていきましょう。
ドッグフ-ドには、子犬の成長に欠く事のできない栄養分がバランスよく含まれており、ドックフードと新鮮な水を与えるだけで十分に発育が可能です。

■しつけの基本・おすわりと待て
食事前や散歩に出かける時など指示が必要な時には必ず座って待たせましょう。
子犬にとっては最も興奮している時に座らされる事になりますから、簡単には覚えません。
方の手で犬の腰を軽く押さえて「おすわり」と声をかけます。
座ったときには「ヨシヨシ」とほめ、機会あるごとに繰り返すことが大切です。
座らなければ「次の欲求を満たさない」という人間側の方針をかえてはなりません。

■お散歩について
ワクチンを接種後2週間位経過すれば、子犬は外出できるようになります。
室内飼育犬であっても、外の世界には慣らしていかなければなりません。
子犬は突然首輪やリードを付けられると歩くことをためらいますから、室内にいる時から首輪やリードに慣らすようにしましょう。
最初は布製のリボンをゆるめに首に結びつけてください。子犬は気にして取ろうとしますが、その内慣れていきます。
リボンに慣れたら用意した首輪をつけ、飼い主の監視下でリードを子犬の首輪に付け室内で遊ばせて慣れさせていきましょう。
次に、室内で慣らしておいたリードを首につけて、抱きかかえて外出し、近所を数分間歩いて戻ります。これは徐々に外の世界に慣らしていくためです。
子犬にリードをつけて、無理やり引きずるようにして散歩させている光景を見ることがありますが、子犬にとって悪い印象だけが残り、外出を嫌い内向的な性格に育つことがあります。
生後6ヵ月位までは、四肢の骨格、特に股関節が未完成で、強制的な引き運動はかえって骨格形成に悪い結果となることもあります。
室内犬の場合は、家の中が運動場で犬舎の中が自分の部屋という事になり、時々庭やベランダで日光浴をかねて自由に遊ばせる事で運動量は充分です。
キッチンや寝室など犬が入っては困る場所には、入り口にサ-クルを一枚置き、侵入を防止することをおすすめします。

■乳歯について
乳歯は、自然に抜けることが多いのですが、小型犬などでは時々乳歯が残ってしまう場合があります。
グラグラした乳歯を無理に引き抜くと、歯根が残ることがあるのでやめましょう。
犬用のガムを与えたり、硬いフードに切りかえることにより、乳歯の生えかわりを助け、歯石の付着を防ぎ、歯の病気を予防する事が出来ます。
食後に水を飲ませる習慣も、歯を清潔に保つためには良い事です。

■病気・フィラリア症の予防
蚊の媒介によって、心臓にフィラリア虫が寄生する病気で、ひと夏を過ごした犬の90%にはフィラリア虫が寄生しているといわれています。
予防をせずに数年を経て末期症状になると、血液の循環が阻害され、腹水がたまりセキをするようになり、最悪の結果となりますから子犬の時期から予防を怠る事は出来ません。
フィラリア症には予防薬がありますので定期的にこれを飲ませましょう。
もし、すでに心臓にフィラリア虫が寄生してる場合は、予防薬を飲ませる事ができませんので血液検査によって、寄生の有無を調べてから予防薬を服用させる事になります。

*ペットの飼育百課より引用させて頂きました。