犬の驚くべき動体視力とは?
視力や色の識別が、人間に比べて苦手だとされている犬は、「耳や鼻はいいか目は悪い」と言われがちです。
しかし、そんな犬の目にも実は非常に優れた能力があるのです。
それこそが動体視力。
動体視力とは、動いているものを視標として見分ける能力のことで、私たちが視力をはかるときの静止視力とは異なります。
犬は、止まっているものを見る能力はそれほど高くないとされていますが、動体視力は非常に優れています。
動体視力は犬種によって異なり、特に狩猟犬や牧畜・牧羊犬などはその能力に秀でていると考えられています。
狩猟犬、ハウンド系の犬は900mも離れた場所で動いているものを捉えることができるそうです。
他の実験では、静止しているものは500m先のものまで捉えることができたシェパードが、825m先の動いているものを捉えたということがわかったようです。