犬の耳から気持ちが読み取れる?

耳をピンと上に立てるのは、犬が周囲のなにかに興味を示しているときのしぐさです。耳の動きにプラスして、表情や視線を見ることにより、犬が今どんな気持ちでいるのかが分かります。

表情が不安げで落ち着きがなく見えるのであれば、周囲を警戒していることが多いでしょう。
逆に、落ち着いた表情をしているのであれば、好奇心をもってなにかに注目しているしぐさになります。犬の視界や周辺になにがあるのか、確認してみましょう。

また、ほかの犬と喧嘩をしているときに耳がピンと立つのは、自信や強気の表れです。

しっぽでわかる犬の気持ち

犬のしっぽにはたくさんの役割があります。体のバランスを取ったり舵取りをしたり、防寒やブレーキの役も果たします。
なかでも大切な役割が、「感情を表すこと」です。

昔から、犬がしっぽを振るときは喜んでいるときだと言われています。たしかに、一緒に遊んでいるときやおやつをあげるときなど、犬はしっぽをぶんぶん振っていますね。

犬は人間のように発声しない代わりに、ボディランゲージで会話しています。しっぽの動きも仲間に気持ちを伝える重要な手段のひとつ。もともとしっぽが短い犬やしっぽがない犬、断尾された犬は仲間に感情が伝わりづらく、コミュニケーションが苦手だという実験結果も出ています。

犬がしっぽを振るのは、うれしい気持ちを伝える以外にもさまざまな意味があります。では、しっぽを振るだけでどうやってたくさんの感情を表現しているのかと言えば、「しっぽの高さ・振るスピード」にカギがあるのです。

犬が甘える気持ちやしぐさ

トイレに立とうとしたら、愛犬がうしろをトコトコついてきた、という経験がある飼い主さんは多いのではないでしょうか。なかには、お風呂やトイレまでついてくるかわいい「ストーカー犬」も!
このように子どもが母親のあとを追うような行動も、犬が飼い主に甘えるしぐさのひとつなのです。

犬はもともと、群れの中で暮らし、その中で自分の役割を全うしようとする習性があります。
飼い犬にとっては、飼い主や家族が自分の群れであり、家の中がいわばテリトリー。群れの長である飼い主と行動を共にすることは、犬にとってごくごく当たり前のことなのです。
よって、大好きな飼い主がどこか別の場所に行くのであれば、「自分も行きたい!」、「うしろをついていかなくちゃ!」という気持ちになっているのかもしれません。

単純に甘えているうちは大丈夫ですが、これがエスカレートすると「分離不安」になってしまう可能性もあります。
飼い主としても、愛する犬とは常に一緒にいたいものですが、時には心を鬼にし、適度な距離感を保つことも必要なのです。

犬が足や手をなめる理由とは?

手先や足、おなかなど、犬は自分の体を舐めることもあります。これらの行動にも、さまざまな犬の気持ちが表れています。

◆「なんだかストレスが溜まるなあ」
皮膚が赤くただれるほどに、ペロペロと自分の足を舐め続ける行動が見られたら要注意。
ストレスが溜まることで「強迫神経症」という病気になり、自傷行為に走ってしまうのです。
やがて舐めるのが癖になって、気付けばいつも体を舐め続けている……なんてことも。
また、舐める代わりに血が出るまで手先やしっぽを噛み続けることもあります。

◆「退屈だよ~」
人間が手遊びをするように、手や足を舐めて暇つぶしをするパターン。
手を舐めながら上目遣いで見つめられることがあれば、退屈で構ってほしいサインかもしれません。

◆「もっと構ってほしいなぁ~」
構って欲しい気持ちから、自分の体を舐める行為に走るパターンです。
自分の体を舐め続けることで、「やめなさい!」、「退屈なら一緒に遊ぼうか?」と飼い主が反応することを期待しています。

◆「ここが痛いよ!」
体のどこかに違和感があったり、痛みや痒みなどの不具合があったりするとき、その場所をペロペロ舐めることがあります。
どこか特定の部位を舐め続けているときは、皮膚炎やできものなど、なんらかのトラブルが生じていることも。舐めている箇所を触ろうとすると、唸り声を上げるといった行動も見られます。

犬の睡眠時間はどのくらい?

成犬の睡眠時間

犬の平均睡眠時間は、10~11時間程度です。人間よりも2~3時間は多く眠っている計算です。
一般的に、成犬が必要とする睡眠時間は12~15時間程度と言われています。実に1日の半分以上、眠っていることになりますね。
この長い睡眠時間が、犬の体をしっかり休め、活動のためのエネルギーを蓄えることにつながるのです。

子犬の睡眠時間

生まれたばかりの子犬は、成犬よりもさらに長い時間の睡眠を必要とします。時間にすると、18~19時間とも言われ、1日のほとんどを寝て過ごすことになります。
好奇心旺盛で活発に動き回り、さまざまなことを学習する子犬の期間は、成犬やシニア犬と比べてかなり多くのエネルギーを消費します。体力を回復するためには、より多くの睡眠が必要となるのです。