高額なペット

カワウソ 70万円〜

ペットとしてはコツメカワウソが有名です。
可愛らしい仕草と外見をしており、テレビで取り上げられることもありますが、実は70万円〜と高額なペットなのです。

年齢などの要因から100万円を超えることもあるようです。
カワウソが高額になる要因としては、人為的な繁殖が難しいことが挙げられます。

野生では比較的容易に繁殖が行われますが、飼育下では繁殖期が決まっておらず繁殖しにくいのが現実です。
また、野生のコツメカワウソはインドやインドネシアなどの地方に生息していますが、生息地の減少が原因となって個体数が減っています。

その為、ワシントン条約によって絶滅危惧種に指定されており、野生の個体を捕獲してペットにすることはできません。
これらの原因から、国内でカワウソが流通することが少なく、販売価格が高額になっているようです。

高額なペット

サバンナキャット 70万円〜200万円

サーバルキャットとイエネコの交配種を、サバンナキャットと呼びます。
交配の度合いにより分類されており、サーバルキャットの遺伝が濃いものは、野生的でお値段も高くなります。

中には猛獣扱いとなる種類もあり、国内で飼育するには自治体に届け出が必要になるので、ペットとして飼育するにはハードルが高いでしょう。

サバンナキャットに代表される、しなやかな野生的な魅力がある猫は、海外セレブに人気があり、他にもベンガルやサーバルキャット、最近ではアシュラという交配種も登場しています。

高額なペット

ペンギン 300万円〜珍しいものでは一千万越え

日本で飼育できるペンギンの種類は限られており、絶滅危惧種や気候にあっていないものを除くと、マゼランペンギン、ケープペンギン、キングペンギンの3種類です。

いずれも流通することは珍しく、予約販売が当たり前で何年か待つことを覚悟しなくてはいけません。
生体の購入価格だけではなく、ペンギンはとてもお金がかかる動物です。

生態を考慮すると、まず大きなプールが必要で水道代や維持費に莫大な費用がかかります。
そして、大食漢なので月に10万円以上が餌の生魚に消えていきます。

大事なことがもう1つ、ペンギンは群れで暮らす動物なので、一羽での飼育に向きません。
ストレスが原因の病気にも繋がるので、二羽以上の飼育が必須となります。

現に水族館などでは一羽だけになってしまったペンギンは、他の水族館に移動になります。
寿命が20年以上のペンギンは、想像以上にお金がかかる動物のようです。

高額なペット

チベタン・マフティフ 5000万円〜1億円

中国の富裕層に人気を誇る、有名な犬種です。
なんと、犬に一億円以上の価格が付くことがあるのです。
ライオンのようにフサフサのたてがみがあり、超大型犬の名に恥じぬ立派な体格は威厳があります。

トラにも勝てる戦闘力を持つと言われ、人間ならひと噛みで大怪我は免れません。チベット地方が原産の犬種ですが、現在は生息数が激減しており、中国の国家第二類保護動物に指定されています。

個体数が少ないこともあって価格が高騰し、より外見が素晴らしい個体を飼育したいという富裕層が中国マネーで競い合った結果、2億円以上の値がついたこともあるようです。

動物の雑学

ラッコの好物は高級食材で食費は年500万円

ラッコは体温を維持するためにたくさんのエネルギーを使うため、一日に大量のエサを食べます。
ラッコの食費は年間500万円にも上るそうです。
中にはハマグリやウニ、ホタテなどの高級食材を好むラッコもいます。