今日のことば(36)「教師はロウソクのようなもの。………」

◎ 教師はロウソクのようなもの。みずから燃やしつくして、生徒を啓発する。

ルーフィニィ(イタリアの作家)

 19世紀イタリアの作家G・ルーフィニィが、教師の理想像をたとえて言ったものである。あたかもローソクを燃やしつくすように、自分の全人格、全知識を生徒にかけることができれば、それこそ教師の本懐といえるであろう。

 そのためには、単なる知識の切り売りではすまされない。アメリカの物理学者アインシュタインも言うように、「独創的な表現と知識の喜びを喚起させるのが、教師の最高の術である」となれば、なかなか困難な仕事であり、またそれだけにやりがいのあるものといえよう。

 教師の情熱はそのまま生徒に伝わる。ロウソクは燃え尽きても、その残像はいつまでも生徒の胸から消えずにいることであろう。かつて世話になった恩師をたたえ、感謝の念とともにこの言葉を贈りたい。

今日のことば(35)「花は桜木人は武士」

◎ 花は桜木 人は武士

我が国では、昔から桜の花の美を最上とし、日本の花のシンボルとしている。パッと満開になり、さっと散るのが国民性に合うためとされる。武士も名誉を重んじ、生命にこだわらない潔さを重んじるとして、共通点を見出しているものである。

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今日のことば(34)「総じて、人は己に克(か)つを以って……」

◎ 総じて、人は己に克(か)つを以ってなり、自らを愛するを以って敗る

西郷隆盛

西郷隆盛が後輩たちに遺した数々の言葉は「西郷南洲遺訓」としてまとめられているが、その一つにある言葉。一般に、人間というものは、「自分の欲望にうちかつ事によって成功し、自分だけをよしとする利己的な態度によって失敗するものだ」という意である。

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今日のことば(33)「フェアープレイは宝石に等しい」

◎ フェアープレイは宝石に等しい

イギリスの諺

イギリス人はスポーツが好きである。特に公明正大なフェアープレイの精神を尊んで、「宝石にも等しい」と尊重したのである。これは一種の貴族的趣味とも言えるのだが、一般の人々もこの精神を受け入れているようだ。

フェアープレイの基本は、ごまかしを認めない自分への厳しい態度である。自分が犯したミスは、他人の目、審判の目にどう映ろうとハッキリと認める態度を尊び、それを潔いとするところから始まるのだ。それは「清廉」とか「克己」など自分に厳しい儒教的な教えにも合致しており、日本人好みの態度と言えよう。

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今日のことば(32)「下手の横槍(よこやり)」

◎ 下手の横槍(よこやり)

横槍とは戦っている人の横から槍を繰り出すこと。当人は味方に加勢するつもりだろうが、それが下手と来ていたのでは、加勢された方では、邪魔にこそなれ助けにはならぬ。周囲の者が当事者の考えに劣る口出しをすること。

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