タイヤはナゼ黒いのか?

車は様々な色があるのに、タイヤが黒一色なのはナゼなのか気になったことはありませんか?
そもそもタイヤはゴムでできていますが、ゴム自体は黒くありません。
しかし、重い車を支えて道路を走るという機能を要求されるため、タイヤのゴムには大量のカーボンが補強素材として混ぜられているのです。
カーボンは、黒いので必然的にタイヤの色も黒くなるワケです。

近年であればロードバイクのような高価な自転車に白いタイヤをつけている人もいるため、黒いタイヤが主流になった今、かえって白いタイヤの方がオシャレだと見るむきもあります。
しかし黒いタイヤが登場した当時は、最先端の性能を持つ黒いタイヤこそが富や名声のあかしであり、高級車がこぞって装着していたそうです。

最近の若者は絶対に知らない、キンコン音

30~40代の方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
車の中でキンコン キンコン…と鳴り響く音を。
この音に子供のころの思い出がよみがえるという方もいるようです。
今では全く聞かなくなってしまいましたが、どうして昔はキンコンと鳴る車があったのだろうか?
実はこれ、1980年代まではすべての国産車に取り付けられていた「速度警告音」という装備から出ている音なんです。
普通乗用車では時速100キロ、軽自動車では時速80キロを超えたときに警告音が鳴り響くようになっているのです。
警告音はチャイム式とブザー式があり、ほとんどの車はチャイム式です。
チャイム式は鉄琴と同じ構造でできていて、これがキンコンキンコンという音をが鳴っていたのです!

かつてはすべての車に取り付けられていたこの装置もいつのまにか姿を消し、あのキンコンという音は聞かなくなりました……最近の若い人はこの音を知らないのではないだろうか?
速度警告装置は法令で全ての国産車に設置が義務付けられていたのですが、1986年にはその法令が撤廃。
法令が撤廃された後もオプションとして装置を付ける車もありましたが、2000年代後半になるとオプションで付ける車すらなくなってしまったそうです。

AWDとは?

自動車のタイヤホイールの駆動の方法を略したものです。
「all-wheel drive」が正式な名称であり、4WDは「four-wheel drive」となります。
世間一般では、「4WD」と「AWD」は呼び方は違えど同じと言う解釈をされている解説もありますが、実は日本の場合、「4WD」と「AWD」が同じという考え方は少し違っています。

エコタイヤは滑るも、今では非常識に

かつては、「エコタイヤは滑る」というのが常識でした。
というのも、燃費志向のタイヤの開発は、転がり抵抗を低減することからはじまります。
転がり抵抗が低減は、グリップ力の低下ということなので、エコタイヤ(低転がり抵抗タイヤ)はグリップ力が劣る=雨の日に滑りやすくなるということなんです。
さらに、ウエット路面は温度が低いです。
初期の低転がり抵抗タイヤ(エコタイヤ)は、タイヤゴムの変形による発熱を抑えることで、転がり抵抗の低減をはかっていました。
なので、ウエット路面のように路面温度が上がらないところでは、ますますグリップ力が下がってしまい、低燃費タイヤは雨ですべるという「常識」ができてしまったんです。

けれど、現在は、エコタイヤ=雨の日に滑るは、「非常識」となっています。(雨の日でもエコタイヤは滑りにくくなっています)
「A-a」(Aは転がり抵抗性能、aはウエットグリップ性能を表しています)などと示されるタイヤラベリング制度が制定されると、各タイヤメーカーは、低転がり抵抗とウエットグリップ性能という相反する性能の両立に力を入れ、新技術を次々と開発しました。
その結果、低転がり抵抗と高いウエットグリップを両立して、雨の日でも滑りにくいエコタイヤが生まれたんです。
このように車の世界にも、昔は常識だったことが、今では非常識となったことがたくさんあります。