日本と海外で呼び名の違う車がある?

様々な理由で、日本国内と海外で呼び名の違うクルマがあります。
いくつか挙げてみますね。
・マツダ ロードスター(海外名称:MX-5)
海外ではMX-5として販売されています。
英語でロードスターというのはオープンカーというスタイル自体を表す言葉なので、名称にするには違和感があります(例えると「マツダ オープンカー」という感じになってしまいます)。
また、海外での販売を意識して「コードっぽい」名称にしているとも考えられますね。
ちなみに、北米ではMiataというサブネームが与えられています。

ロードスターは本当良いクルマですよね!
・トヨタ セリカXX(海外名称:スープラ)
1978年に登場したセリカXXは、北米市場をターゲットにした3ドアのクーペです。
当時のアメリカではXの連記が映画の成人指定度合いを示していたため、スープラと名付けられて販売されました。
後継車は国内でもスープラとして販売されて、現在は日本でもスープラという呼称の方がポピュラーですね。
・ルノー ルーテシア(海外名称:クリオ)
ルーテシアは、フランスの自動車メーカーであるルノーが作る小型自動車です。
こちらは日本で販売されるときに名称が変更されたというケースですね。
ホンダが3チャンネルで販売を行なっていたときに「ホンダクリオ」というディーラーがありました。
そのため日本では「クリオ」という商標が既に登録されていたので、車名として掲げられなかったのです。
他にも色々あると思いますので、探してみるのも面白いかもしれませんね。

フェラーリのコーポレートカラーは赤じゃない!?

皆さんがフェラーリと聞けば、真っ赤なスーパーカーを頭に思い浮かべると思います。
フェラーリがテーマとして掲げる色(コーポレートカラー)も、やはり赤だと考えるのが自然ですね。
しかし、実は違うんです。
エンブレムの色である黄色がコーポレートカラーです。
本社の所在地であるモデナ県のカラーである黄色をあしらっているそうです。
皆さんに「フェラーリといえば赤!」と強く想起させる理由としては、長年レースでイタリアのナショナルカラーである赤を纏って参戦していたことや、メインスポンサーであるマルボロの色も赤色である、ということが挙げられます。(勿論、諸説あります)
もしフェラーリを買うことがあれば、黄色を選ぶと「おっ、わかってるね!」となるかもしれません。

昔の2000ccクラス車は現在のコンパクトカーなみの軽さ

1968年に発売を開始され、ハコスカの愛称で親しまれたスカイライン4ドアセダンの車両重量はわずか1090kgでした。

2000ccの4ドアセダンなのに、現在の軽自動車やコンパクトカーよりも、ほんの少し重い程度の車重しかありませんでした。

ハコスカのGT-R(ツードアハードトップ)でも車重は1100kgでした。

この1100kgという軽量ボディにR380というレーシングカーのエンジン(S20型)をデチューンして搭載していたのですから、GT-Rが当時のクルマとしては圧倒的な速さを誇ったのも当然です。

ちなみに、現在発売されている日産GT-Rの車両重量は1,740kgもあり、スポーツカーとしてはかなりのヘビー級となっています。

しかし、現在のGT-Rはさまざまな路面状況でのグリップ力をあげるために、緻密な計算のもとにあえてその重量になるように設計されています。

レーシングカーであれば、大きなウイングで強力なダウンフォースを得ることができますが、市販車であるGT-Rで同じことをすることは無理なので、あえて車重を重くしてグリップ力をあげているのでしょう。

スポーツカーといっても、「単純に軽ければいいということではない」という考え方に変わってきているわけです。

1970年代に起こったスーパーカーブームの立役者となったランボルギーニ・カウンタックLP400は、エンジンの排気量が4000ccもあるのに、車重はわずかに1065kgでした。

マツダデミオの現行車の車重が1010kgですので、デミオに4000ccのエンジンを積んでしまったようなものです。

この当時は、車体重量が軽ければ軽いほどパワーウエイトレシオ的に有利になるので、速く走れるという考え方が主流だったのでしょう。

昔の1200ccクラスのコンパクトカーは今の軽自動車よりも軽かった?

車重がどんどん重くなっているのは軽自動車ばかりではありません。

1200ccクラスのコンパクトカーであっても事情は同じです。

1972年にホンダから発売された初代シビックのハッチバックは、排気量が1200ccもあるにもかかわらず、その重さはわずかに600kgでした。

これは、現在のアルト最軽量モデルよりも軽いことになります。

1981年にホンダから発売された初代シティも排気量は1200ccですが、車両重量はわずかに655kgでした。

これも、現在の多くの軽自動車よりも軽い重量ということがいえます。

シティはキュートな外観とは裏腹に俊足なモデルでしたが、現在の多くの軽自動車よりも軽いボディに1200ccのエンジンが搭載されていたのですから速いのはあたり前です。

最近の1200cc~1300ccクラスのコンパクトカーを見てみますと、日産マーチの一番軽いモデルで940kgとなっています。

ホンダフィットの最軽量モデルが970kg、同様にマツダデミオが1010kg、トヨタのヴィッツが970kgとなっています。

現在の多くのコンパクトカーは1t前後の車重があり、初代シビックや初代シティとくらべて、5割以上重くなっていることになります。

昔の軽自動車は軒並み500kg以下の軽量級でした

スバル360の385kgという軽さは驚きですが、それ以外の軽自動車も当時は500kg以下の車重が普通でした。

たとえば、1967年にホンダから発売された、N360というクルマの車両重量は475kgです。

このクルマは、現在ホンダから販売されているN-ONEのモチーフになったクルマですが、N-ONEの車重は軽量のノンターボモデルでも830kgもあります。

ホンダのN360と同じ年にスズキから発売された軽自動車に2代目フロンテがありますが、こちらの車両重量もわずか425kgでした。

ちなみに、フロンテの後継車種であるアルトは、重量化が進む現代のクルマの中で軽量化を進めている稀有なクルマとなっています。

1t近い重さがある軽自動車が多くなっている中で、スズキアルトの最軽量モデルであるLグレードはわずか610kgしかありません。

ホンダN360や2代目スズキフロンテが売られていた時代の軽自動車の排気量は360ccでしたが、現在の軽自動車の排気量は660ccです。

また、ボディのサイズも当時は全長3m以下、全幅1.3m以下、全高2m以下に制限されていたのに対して、現在は全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下と、だいぶ大型化しています。

そんな大型化をしている現在の軽自動車のなかで、スズキアルトは610kgという軽量化を実現しているのですから驚きです。

現在の軽自動車の売れ筋となっている背の高いミニバンタイプのモデルの多くは1t近い重量級です。

ダイハツタントの場合、一番軽いモデルで920kgありますし、ホンダのN-BOXも軽いモデルで930kgあります。

排気量が660ccになっているとはいえ、これだけの重量があると、非力なノンターボモデルでは高速道路120km/h時代に対応していくのは厳しいかも知れません。