自動車の原動力というとガソリンがメインですが、大気汚染など環境に悪影響があると指摘されて長い年月が経っています。
現在では車から発生する二酸化炭素による地球温暖化が世界的に問題視されて、環境に優しい車の開発が進められています。
そんな中で良く耳にするのが「エコカー」ですが、エコカーの意味をまだ良く知らないという人もいます。
まずエコカーとは「エコロジー・カー」の略語で、「環境を考えた車」という意味になります。
長くは地球の環境をこれ以上悪化させないという意識を元ににあらゆる技術を駆使して作られた車、という意味です。
エコカーとは大きなジャンルの意味もあり、中にはハイブリッドカーや電気自動車も含まれます。
電気自動車はガソリンを全く使用せずに電池で走行ができて、ハイブリッドカーは電池だけではなくガソリンも必要に応じて使用できるというメリットがあります。
珍しい装備の旧車
燃費計やワイパー付フェンダーミラーを備えた初代レパード
1980年に日産の高級パーソナルカーとしてデビューした初代レパード。
2ドアハードトップと4ドアハードトップをラインナップし、エンジンには直列4気筒 1.8リッターエンジンからV型6気筒 3.0リッターターボと幅広いバリエーションを取り揃えた。
そんな初代レパードでは、世界初となる燃費計やワイパー付フェンダーミラーなどが採用されていた。
今でこそ当たり前となっている燃費計だが、初代レパードでは当時の先進機能として話題に。
ワイパー付フェンダーミラーは、ミラーに小さなワイパーがついており、センターコンソールにセットされているスイッチで作動するといもの。
ミラーに付着した汚れや水滴をワイパーで落とすことができ、視認性を確保できるという装備だった。
珍しい装備の旧車
「集中ターゲットメーター」を備えたホンダ 初代プレリュード
1978年に発売開始されたスペシャリティ2ドアクーペのホンダ 初代プレリュード。
内装のシート表皮にはファブリックに加え、一部グレードにコノリーレザーのオプションを用意。
また、日本国内で生産する車として初めて電動サンルーフを一部グレードに標準装備していた。
そんなプレリュードで、珍しい装備として採用されていたのが、高い視認性を確保するため、スピードメーターとタコメーターが同軸上に配置された「集中ターゲットメーター」だ。
二重円の外側にスピードメーター、内側にタコメーターを配置する同アイテムは、2つの計器を同軸上で見ることができるため、シンプルなメーターデザインに。
しかし、モデル中期に2眼メーターへ変更されたことを鑑みると、視認性が良かったかどうかは、賛否両論あったことが伺える。
珍しい装備の旧車
11個の警告灯「OKモニター」を備えたトヨタ コロナ(5台目)
1973年にフルモデルチェンジを行い、2ドア/4ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドア/5ドアバンをラインナップをし、5代目となったトヨタ コロナ。
5代目コロナの一部グレードに装着されていたのは「OKモニター」という装置。
LICENSE(番号灯)、BRAKE(制動灯)、TAIL(尾灯)、HEAD(前照灯)、W-WASHER(ウィンドウウォッシャー)、BATTERY(バッテリー)、RADIATOR(ラジエーター液量)、ENGINE OIL(エンジンオイル)、BRAKE FLUID(ブレーキオイル)、VAC・BOOSTER(ブレーキブースター)、LINING WEAR(前輪ディスクブレーキ・パッド)の11個の警告灯が頭上に配置され、コックピットのような運転席周りは独特な雰囲気を放っていた。
自動車の将来、まとめ
トヨタは2030年までに30車種のBEV(バッテリー式電気自動車)を投入するという発表を行いました。
トヨタがこのような方針を打ち出してきたことを見ても、日本も着実にEV化に動き出していることは間違いありません。
まだまだ多くの解決すべき問題はあるとはいえ、いずれはEVの乗り換えを本気で検討しなくてはならなくなる時はくるのでしょう。
でも、それまでは時間があります。
今乗っている愛着のあるガソリンエンジン車があるなら、エンジンならでは独特の乗り味を楽しみながら、乗り続けても問題ないでしょう。
また、近々に新車の購入やカーリース契約を検討中の方も、いますぐにEVを選ぶべきかどうかは冷静に判断する必要があります。
現状インフラなどの使用環境はまだEV向けになってはいません。
それであれば今しばらくは魅力的な車種が豊富にそろったガソリンエンジン車やHVカーの中から、あなたの好みに合う一台を選ぶのが、現時点では賢明かもしれません。
*クルカ様より引用させていただきました。