「小中一貫教育柏崎方式の成果と課題について」ー教育長の答弁ー検証柏崎市議会6月定例会議ー政界やぶにらみ(64)

本市では、「小中一貫教育柏崎方式」を打ち出し特色ある教育を目指しているが、その取り組みと成果についてお聞きしたい、との質問に対して、教育長の答弁は以下のようであった。

1 柏崎市が進める「小中一貫教育柏崎方式」の姿

この「小中一貫教育柏崎方式」は平成21年度にスタートしている。それまでは、小学校6年間、中学校3年間というように、それぞれの教育が学校毎に完結する考え方をする傾向があり、義務教育9年間を通して自立した社会人としての基礎を培っていくという展望に立った学校経営ではなかったように思うが、「義務教育9年間を小中学校が夫々の地域の実態に応じて、教育目標を共有して子どもたちを育てる」という目標実現に向かって、取り組んでいるものである。具体的には

2 具体的取り組み

①基礎学力の定着を図るための取り組み。 ②新たな不登校を生まないための取り組み。③中学校区の実態を踏まえた、特色ある取り組み。……の3つで取り組んでいる。その中身では「柏崎カリキュラム」を作成して指導に生かし、表現力の向上につなげたり、小中学校が連携し情報交換を密にして、不登校の減少につなげたり、地域学習で、自然や歴史・文化学び地域行事を担う中で、お年寄りに喜ばれたり、中学生が小学生に慕われたり等の成果も出ている。

3 今後の課題

今後の課題では、各々の中学校区において、「より目指す子ども像を明確にして」、学校と家庭と地域がそれぞれの責任と役割を自覚して、共同して具体的な取り組みを展開しなければならないし、そのことが「共に歩む地域の学校づくり」につながると考えている。

以上です。

政治

中越沖地震から7年・・・献花台・写真展等

柏崎市では中越沖地震から7年が経過することに伴い、以下のことを発表した。

「7月16日で中越沖地震から7年が経過します。改めて、犠牲になられた方々に哀悼の意を捧げるとともに、被災された皆様が、今まで多くの困難を乗り越え、復興に向けて大きな努力を積み重ねられたことに深く敬意を表します。

地震発生直後から全国の皆様より温かく力強いご支援をいただいて復旧が叶い、私たちは穏やかな生活を取り戻すことができました。ご支援をいただいた皆様に重ねて心より感謝の意を表します。地震発生直後からの、地域コミュニティが主体となった避難所運営など、市民一人ひとりが助け合い、復旧・復興に向けて取り組んだ経験が、東日本大震災による当市への避難者の皆さまへの、温かく思いやりのある対応として現在につながっているものと思っています。今年は昨年に引き続き、復興のシンボル「アルフォーレ」において、地震当時の様子や復旧・復興歩みを記録した写真展示を、7月11日~16日まで開催するとともに、犠牲者への哀悼の意を捧げるため、16日午前中に献花台を設置いたします。10時からは遺族を含めた追悼献花を行います。あの日を忘れず、さらなる未来へ向けて、市民が一丸となって地域力の向上に努めてまいりたいと思います。」

以上です。

随時会議を招集(柏崎市議会)

柏崎市議会では7月随時会議を招集し、平成26年7月18日(金)午前10時より開催する。提案される議案は「議第83号 契約の締結について」で、ごみ処理場の大規模修繕が予定されている。

※「随時会議」とは・・・これまでの「臨時会議」のことで、柏崎市市議会では通年議会が導入されていることから、名称が変わったものである。

「人口減少問題にどう取り組むか?<一般質問への市長答弁>」ー検証・柏崎市議会6月定例会議ー政界やぶにらみ(63)

1 柏崎市の具体策を聞きたい

今回は一般質問に対する市長答弁を検証してみたい。先に発表され、各方面に大きな波紋を広げた、日本創生会議の「増田リスト(又は論文とも言う)」について2人の議員が取り上げた。最初の質問者に対する答弁が、「一般論・概論」中心であったことから、それでは「柏崎市はどうするか?」という切り口で投げかけてみた。

2 新しい対策・政策はなし

それなら「柏崎市はどうするか?」・・・、つまり、柏崎市としてはどのような対策・政策を掲げて「人口減少問題」に取り組んでいくのか? を聞いたのである。それに対する答弁を箇条書きで整理すると、以下のとおりである。

(1)一自治体だけでなく、国・県との連携が必要。

(2)若者、特に若い女性の流出を抑え定着を図る。

(3)現在、「高等学校等新規学卒者雇用助成金」「大学生就職資金利子補給制度」「創業資金利子補給制度」「企業誘致による雇用の場の確保」を実施している。

(4)出生率を上げるために、出産・子育ての環境整備が必要。

(5)国の取り組みの中で、柏崎市としても独自に「産業の活性化」や「若者を引き付ける施策」を発信していく。

ということであった。

3 不満の答弁内容

上記答弁をご覧いただき、読者各位の注目を引く項目はあったであろうか??? 恐れながら拙筆に言わせると、「一般論と概論の繰り返し」と申し上げたい。少なくとも(3)は既存の政策であり、それが、これまでも見るべき効果を挙げているとは言えない。何処の自治体にも見られるような、言うなれば横並び政策である。それ以外の(1)、(2)、(4)~(5)については、一般論・概論である。「そうしなければならないこと」を並べているだけで、それは「改めて言わなくても分かっている」ということだ。換言するならば、子供に対して、成績を上げるためには「勉強しなければならない」と言っているだけだ。質問は「何をどのように勉強するのか?」を聞いているのだ。今回の答弁を聞く限り、「新しい独自対策はない」と言ってよいであろう。

4 増田論文には提言もある

この度の増田論文では、問題提起だけにとどまらず、提言も打ち出している。例えば、「ストップ少子化・地方元気戦略」「国民の希望出生率の実現」「女性人材活躍戦略」等々である。その中身はかなり具体的でもある。それら一つひとつに対する、本市独自の取り組みを検討しても、かなり対策は前進するであろう。この人口減少問題は自治体経営の根幹に関わる極めて重要な課題である。今回の市長答弁は甚だ不満であるが、今後の当局の取り組みに期待したい。

以上です。

政治

「議会にチエック機能なし!!」―注目議案の採決結果・柏崎市議会6月定例会議―政界やぶにらみ(62)

1 議会が同意

既報のように柏崎市議会6月定例会議は去る6月20日に最終日を迎え、提出された各議案の採決が行われた。全議案の採決結果は既に掲載済みなので、そちらをご参照いただくとして、ここでは注目議案「議第80号財産の取得について(除雪ドーザ(13㌧級)その2)」の結果を検証してみたい。

この議案が何故“注目議案”か……??? については、6月20日付け本欄で触れたので繰り返すことは避けたいと思う。 結論から申し上げると、採決の結果は「賛成22人、反対2人」の賛成多数で可決したのである。換言すれば、この購入契約は「適正である」として、議会が同意をしたことになる。冬の幹線道路の除雪を担当する、極めて重要な任務を担う「13㌧級除雪ドーザの購入先」として、メンテナンス能力もなく、代理店でも認定工場でもなく、伝票だけを捜査して入札参加し落札する、所謂「ブローカー業者」から購入する契約を、「適正として議会が同意した」のである。この議案と同様の議案は、ちょうど1年前の、やはり6月定例会議で提案され、大変厳しく、激しい議論の末「賛成13人、反対12人」の1票差でようやく可決成立した前例がある。

2 理解し難いポイント

何故今回このような結果になったのか……??? その理解し難いポイントを幾つか整理してみたい。

(1)この落札業者の実態は、昨年とほとんど変わっていない(変わった点は、本社登記が完了していること(昨年は営業所扱い)と、昨年落札した、同種13㌧級ドーザの納入実績が1件できたこと)、ということ。

(2)この業者には工場もなく、メンテナンス能力がなく、代理店でも認定工場でもなく、故障や事故、緊急事態での対応能力が心配されること。

(3)昨年、数々の疑問点を挙げて反対した12名の議員中、今回賛成した10名の議員は何がどう変わったから賛成したというのか?

(4)中でも、昨年反対討論に立った会派中、「大志民友」「共産党」「公明党」は揃って賛成しているのは何故か?

(5)さらには、昨年は反対運動を主導した某宗教団体政党の議員は手の平を返したように、委員会でも賛成し、反対質疑に対しても批判的ヤジを発している。この豹変振りは何を意味しているのか?

(6)また、昨年は委員会採決で「賛否同数」になり、「委員長決済で否決」し、「認められない」と言い切っていた「総務委員長が賛成している」ことは、どういう理由があるのか?

等々、全く理解することができないのである。

3 議会のチエック機能は何処へ行った

先(6/20)に「注目議案の行方は?」として掲載した中で、「柏崎市議会の真の姿が見えるかもしれない」と申し上げたが、それがこのような結果で表れてしまった。誠に残念で由々しいことであるが、これが現在の柏崎市議会の姿である。市民各位には、ここのところをよく見ていただきたい。その上で、今回のこの購入契約が、「市民と柏崎市の利益に適っているか否か」ご判断を頂きたいのである。

尚、読者各位のご理解を助ける為に、本ポータルに掲載済みの、以下の記事を参照していただければ幸いである。

◎「注目議案の討論、平成26年6月20日のもの」(平成26年6月20日掲載)

◎「注目議案・最終日(6/20)採決の行方」(平成26年6月20日掲載)

◎「注目議案の討論、平成25年6月18日のもの」(平成26年6月21日掲載)

◎「動画で見ると討論がよくわかる」(平成25年8月27日掲載)

以上です。

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