統一地方選を読む(2)ー市議選ー政界やぶにらみ(69)

イラスト(選挙演説)1、欠員1人にプラス引退2人か?

来春の統一地方選では、県議選より2週間遅れて市議選がある。申し上げるまでもなく、市議選となればより市民生活との密着度は高くなる。従って市民の関心は高まるし、投票の呼びかけや活動にも熱が入ろうというものだ。近年の選挙を振り返っても、定数2人超過の少数激戦が続いている。ご承知のように柏崎市議会の定数は現在26人である。既に病気のため1人辞職していて欠員1人のところに、2人の引退が濃厚ということであるから、合計3人減となる。つまり、現職の出馬見込は23人ということになりそうだ。

2、出足が遅い新人の動き

それに対して新人の動きがどうかということであるが、これまでのところ名乗りを上げる人が少ないようだ。まだ、8ケ月余あるから、今後出てくる可能性は否定できないが、現時点で明確な意思表示をし活動に入っている人は1人(女性)のようだ。勿論、「○○地区の誰々が……、△△方面の△△さんが……、」という類の話は2~3人聞こえてくる。ところが、この種の話は毎回のことで、いわゆる「腰を切る」ことはなかなか容易ではない。その意味で、まだ風聞の域を出ないと申し上げてよかろう。そうすると気の早い向きは、「2人不足の定員割れか???」と気をもむが、まだまだ予断は許さない。

3、定数削減の動き

そこで気になるのが、定数削減の動きだ。この点については先に弊ポータルで6回に分けて触れている(5月20日付政界やぶにらみ(45)~6月6日付同(50)まで)。議員定数の変更は、議会の議決をもって決定する案件だ。地方自治の根幹に関わる重要な問題であるだけに、議論も関心も高まろうというものである。前掲のように、既に会派代表者会議では「定数削減は取り上げない」ということが決定しているが、議員発案(議員が議題として提案する方法)が残されている。先般、長岡市議会では4人削減し34人とすることを決め、9月定例会で可決される見通しということだ。これらの動きが微妙に影響しないとは言い切れない。柏崎市でも十分にその可能性があると言えよう。因みに、9月定例会議は9月5日開会である。今回は「定数削減」が大きな注目点になる可能性が高いと申し上げておこう。

政治

統一地方選を読む(1)ー県議選―政界やぶにらみ(68)

イラスト(選挙)ご案内のように、来年(H27年)は統一地方選の年だ。全国的に地方議会の議員選挙がおこなわれる。身近な所に絞ると、其々新潟県議会議員選挙が4月12日、柏崎市議会議員選挙が26日の投票と予定されている。いずれも市民生活に密着した選挙であるだけに、自ずと関心も集まるし、熱も入ろうというものだ。

1 ベテラン県議の引退表明 

まずは県議選が先行するが、これまで柏崎・刈羽選挙区では定員2人を、自民党が独占してきている。この2人の現職は8期と9期のベテランで、県議会の中でも超古参の先生である。ところがこの内の1人の先生が引退表明をしたのである。今年1月26日の新年役員総会の挨拶でのことだ。その時、後継候補については「私が決めることではなく、皆さんで決めてほしい」として、市民有権者側にボールを投げてしまったのだ。そんなことから、その後固有名詞も含めて、巷間様々な話題が飛び交うことになったことは想像に難くない。

2 飛び交う噂

様々な話題の1~2を挙げてみると、まず革新系から市職労出身の女性市議の名前が聞こえてきた。これまで、柏・刈地区から女性県議が出たことがなかったことから、諸々の話題も含めてかなり有望だという話も実しやかに流れていた。ところが、桜の花が散るころから色合いも変化を見せ始め、時間の経過とともに静かになり、最近では白紙に戻ったのでは??などと言う話も聞かれるようになった。その一方で男性市議1期生が手を挙げた。丁度、市議会6月定例会議が始まろうという時期であったことから、議会関係者を始めとして、市民の関心を集めたようだ。当初本人は意欲的に挨拶回り等をしていた様子であったが、この話も6月定例会議が閉会するころになると「様相に変化」が出てきた。結局、「断念します」という本人の弁で幕引きとなったのである。

3 予断は許さない

その他にも2~3人の話が出たり消えたりしながら推移してきているが、ここにきて、反原発運動の闘士氏の名前が浮上してきている。風聞によると、「出馬します」と本人が明言したということだが、この闘士氏はこれまでにも挑戦した経験を持つことから、周りからはかなりの信憑性をもって受け止められているようだ。そうすると、自民党現職と反原発闘士氏の2人で決まりか??? などと、気の早い雀がさえずる声も聞こえてくる。民主党が出すようだ。社民党は?共産党は?などという話の中で注目されるのが、老舗自民党の動きだ。これまでも何回か会議を重ねてきているし、「もう一人候補を立てる」という基本方針は決定している。果たして「新人候補を擁立することができるか?」にかかってくると言えよう。やがてお盆も過ぎ、選挙モードは日を追うごとに高まってくる。まだまだ予断は許さない。

以上です。

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地域懇談会を斬るー政界やぶにらみ(67)

yjimageCAJJ0CVW現在柏崎市では地域懇談会が開催されている。これは市長及び市の幹部が、市内12地区の中学校区を巡回訪問して直接市民との意見交換をするというもので、その狙いは大いに歓迎できることである。これまで、7月1日(火)の第一中学校区を皮切りに10地区が終了した。拙筆も日程を調整して2地区の会場に出席した。市当局の話もさることながら(既に議会の場で見聞していることが殆どであるから)、議会に身を置く者として各地域の声や内容を聞くことが、より大切であると考えるので、勿論、地元は毎年必ず、それ以外の地区にも可能な限り出席するようにしている。

1 資料を読んでいるだけ

懇談会の進め方は毎年同じで、最初地元代表の挨拶があり出席の市幹部の紹介の後、市長がパワーポイントで作成した資料により、スクリーンに映し出された画面を追いながら説明するものだ(その際出席者には同じ資料が配布されている)。市長は前置きとして「限られた時間なので、ポイントだけを説明します。」と断っているが、その内容は説明ではない。95%は資料を読んでいるだけだ。(勿論、2会場とも同じ資料だ。恐らく全会場が同じ資料だと思われる。)司会者は、この市長の説明につき質疑はないかと問いかけるが、殆ど手を挙げる人はいない(少なくとも2会場ではなかった)。その後、各地区が事前に提出している質問に基づき、地元代表が説明し当局が答えた後意見交換をするのだが、これら一連の懇談会が2時間で終了するという設定になっている。

2 個別の陳情は受け付けない

ここでの地区別質問のテーマには、「個別の陳情は避けるように」という条件付きだそうだから、自ずと総論・一般論になりがちであり、抽象論のやり取りになる傾向は否めない。そのなかで、ある地区で「人口減少対策」という質問が出されていた。いわゆる、先に日本創生会議が発表した「増田リスト(論文)」に関して、柏崎市の対策を聞いたものだ。これなら、条件に反することもないし、全国的にも極めて関心の高いタイムリーな質問である。

3 全くの肩透かし

この「人口減少対策」に関しては、市議会6月定例会議で、拙筆も含め2人の議員が取り上げ、質問しているテーマである。議会一般質問から「1ケ月近く」も経過していることもあり、「新しい考え方でも聞けるか???」と、興味津々で聞いたが、全くの肩透かしであった。この質問に対する市長の答弁は、他に比べて突出して長かった。時間がないという中で、約20分程話したのだ。ところがその内容たるや全く答弁になっていなかったのである。まず、前段は増田リスト(論文)の繰り返しだ(誰も増田論文の解説を聞きたいのではない。新聞雑誌であれだけ報道されたことだし、少なくとも質問する側は、それを踏まえて聞いているのだ)。そして、後段は「ネバならない論」を並べた一般論だ。例えば、「国を挙げて思い切った政策を採らなければならない」「若者に地元にとどまってもらわなければならない」等々の類であり、「柏崎市としてはどうする。」あるいは、「自分(市長)としては『こういう対策』を考えている。」等の話は全くなかったのである。

4 自身の考えは持っていないのか?

議会での答弁もこれと同じであり、「柏崎市としてはどうするのか???」という質問には、全く答えなかったが、この、地域懇談会での答弁もその繰り返しだったのだ。これまで市長は拙筆の知る限りこの人口減少問題に関して、「公の場で3回答弁している」が、いずれの場でも「自身の考える対策」は聞かれなかった。こうなると、「考えは持っていない」ということになりはしないか??? それでは市民としてははなはだ不満であるし、市長としてそれでいいのか???ということにもなる。この質問を出したという町内会長と2~3人の出席者に聞いてみたところ、異口同音に「全く答えになっていない」と不満を述べていた。

最後に閉会の挨拶に立った町内会長代表が「今日のような答弁では、この地域懇談会を続ける意味があるのか? という気がしてくる。」と述べていたが、これに頷く出席者の姿が少なくなかったことも事実である。この地域懇談会の狙いはいい、誠に評価できることである。それを、いかに価値あるものにするか?できるか?は、一にかかって市当局側の姿勢と考え方にあると申し上げておきたい。

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敗戦は運ではないー(武田信玄)

◎敗戦は運ではない

戦国武将:武田信玄

 人は生きていく中で、誰でもさまざまな難関に直面します。志望校や憧れの会社に受験することもそうですし、今ある自分の店や会社、工場などを維持し、発展させることもそうです。好きな人との恋愛を実らせ、平和な結婚生活を営むことも、ある意味では難関への直面といえましょう。

しかし物事は総て順調にいくとは限りませんから、志望する学校や会社の試験に失敗することもあれば、苦労して入社した会社が倒産することもあります。失恋することも、結婚生活に破たんが生じることも少なくありません。

こういう時、人はともすると弁解をしがちです。体調が悪かったとか、社会全体が不況なので仕方がないとか、近くに大規模な競争相手が進出したためだとか、物事を自分に都合のいいように正当化したがるのです。

戦国時代の武将である武田信玄(1521~73)は、次のように言っています。「負けまじき戦に負け、滅ぶまじき家の滅ぶるを、人、皆天命という。それがしにおいては、天命と思わず。みな仕様の悪しきがゆえと思うなり。」……戦に負け、家が滅亡するのを、よく人は天命 ー 運が悪かったのだと運命のせいにしますが、信玄はそれを頭から否定しています。けっして運の良し悪しではなく、自分の仕様、やり方が悪かったせいだというのです。失敗には必ず原因があります。その原因に気づかず、放置しておいた自分に責任があるのだと信玄は指摘しています。

信玄はこうも言っています。「戦い勝事、是誉(これほまれ)なりといえども、国の仕置き悪しければ、国忽(たちまち)に乱る。」いくら戦争に勝って新領地を得ても、人と人とのつながりや、福祉・経済政策などに目が行き届かなければ、国は安定しない。それは成りゆきではなく、上に立つ者の努力が足りないせいだと信玄は言うのです。<例話大全書より>

「学校の空き校舎等の利活用について」―教育長の答弁―検証柏崎市議会6月定例会議―政界やぶにらみ(66)

校舎少子化や過疎の進行により、増加が予想される空き校舎や施設の利活用対策について。……という質問に対する教育長の答弁は以下の通りであった。

<教育長答弁>

過去の利活用については、別俣小学校を別俣農村工房に、上米山小学校を特別養護老人ホームとして、石地小学校を特別養護老人ホーム小規模多機能施設として活用している。その他については、平成24年学校統合により閉校した、5つの小学校(石地小、高浜小、野田小、南鯖石小、門出小)の他に、旧北条小学校がある。一部で検討を進めているものの、転用のための改修や解体に、多額の費用がかかることから、未利用となっている。今年度策定する公共施設マネジメント基本方針の中で、利活用や処分についても検討していきたいと考えている。今後予想される少子化・児童減による学校配置の在り方については、その推移を見ながらしっかりと考えていくことが必要だと考えている。

以上です。

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