踏切ではクルマの窓を開けないとダメ? 道交法には規定なし それでも教わるワケは

免許の教習では、踏切で一時停止する際に窓を開けると教わります。
しかし、多くの踏切には警報器や遮断機がついており、必ずしも窓を開けないと安全確認ができないわけではありません。
なぜこのように教わるのでしょうか。

運転免許の教習では、踏切で一時停止した際、窓を開けたうえで左右を確認するように教わります。
しかし、多くの踏切では遮断機と警報器がついており、列車が近づけば遮断機が下がりカンカンと音が鳴ります。
某自動車教習所曰く「現実には、窓を開ける人は少ないでしょう。
しかし、教習や試験の際にこれを実践しないと減点です。
実際に、これを怠ったため本試験に落ちた人もいます」と話します。
そもそも、道路交通法で踏切の通過方法を定めには、「踏切の直前で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない」とあります。
安全確認については義務付けられているものの、窓を開けることについては言及されていません。
それでもなぜ教習では窓を開けるように教わるのでしょうか。

このようなルールができたのは昭和30年代のようです。
「いまでも地方では、遮断機も警報器もない踏切がありますが、当時はもっと多かったかもしれません。
当時はMT車ですから、踏切内でエンストすることもあります。
列車が来ないことを耳で確かめたうえで、一気にわたる必要があったのです。
いまはそのような踏切は少なくなっているかもしれませんが、交通法規は全国を網羅しないといけないので残っているのでしょう」と話します。