クルマの長ーいアンテナ、どこへ

かつてのクルマには、バンパーやトランク、ルーフなどに伸縮式のアンテナが見られましたが、いま道路を見渡しても、あまり見られません。
代わりに、ルーフから角が生えた感じの短いものや、あるいはサメのひれのような突起が見られます。
アンテナは短くてもよかったのでしょうか。

昔のアンテナはなぜ長かったのでしょうか?

AMラジオの電波をキャッチするには、アンテナが長いほど有利ですが、FMの場合は最適な長さというものがあります。
車体に設置するアンテナの場合、長さを「1/4波長」程度にすると最も効率がよく、たとえば80メガヘルツであれば1波長は3.75m、その「1/4波長」は約0.94mです。
そのため、昔は90cm前後まで伸びる「ロッドアンテナ」が主流でした。

—短くなったのはどのような理由があるのでしょうか?

外観上の問題、風切り音の発生、折れ曲がりや収納の手間、コスト、加えて自動伸縮アンテナなどの場合は故障の問題があり、最近は長いロッドアンテナはほとんど見られなくなりました。