水上に産卵する魚、コペラ・アーノルディ

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魚はふつう、水の中で一生を過ごします。
水の中で暮らし、水の中で産卵し、水の中で生まれるのです。
ところが、なかには例外の魚もいます。

栄養価が高く、食料として魅力的な卵は、他の生物たちの餌食になりやすいものです。
そこで魚たちは種類ごとに色々な戦略を編み出しました。
あるものは産卵する卵の数を著しく増やし、たとえ食べられても他の卵が生存する可能性を高め、またあるものは卵や子供たちを口にくわえて守り、あるものは孵化までしっかりと見張っています。
南米のアマゾン川に生息するテトラの一種、コペラ・アーノルディは、水中には産卵しない珍しい魚です。
ではどこに産卵するのかと言えば、川の岸辺に生える、水上の葉の表面です。
大きなヒレを使って雌雄でジャンプし、葉の表面に卵を産みつけるのです。
そのため、ジャンピング・カラシンの別名もあるほど。
ここならまず他の魚などに食べられる心配はなく、安全と言えば極めて安全でしょう。
ただし、そのまま放っておいたら、ゼリーのようなものにくるまれた卵は水分が蒸発して乾いてしまいます。
そのため、オス親は付近の水面にとどまり、定期的に尾ビレで水をかけるという世話をします。
やがて卵はフ化して、ゼリー状の物質も液体となり、子供は川の中へと流れ落ちるのです。
こうして子孫を残しながら、この魚は生存競争の厳しいアマゾン川でも、脈々と生きつづけてきたのでした。

*PETPETより引用させて頂きました。

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