柏崎市の新潟工科大、新潟産業大の学生たちが20日、JR柏崎駅前にあるニコニコ通り商店街の一角に駄菓子屋をオープンさせる。学生たちは「子どもたちが集い、商店街のにぎわいにつながれば」と期待している。
駄菓子屋がオープンするのは、両大学が市から委託を受けて運営する「まちかど研究室」。市から「若者の視点で活性化策を考えてほしい」と打診を受けた両大学が昨夏から商店街の空き店舗を借り、イベントなどを実施してきた。
今回は「商店街に来る人の憩いの場を作りたい」と研究室を改装し駄菓子屋にすることにした。工科大の学生が畳スペースを設置したほか産業大の学生が仕入れなどを担当。両校の20人の学生が関わり、オープン後の接客も大学生が行う。収益は商店街の活性化へ向けた活動費などに使う。
店は14~16日に開かれたえんま市に合わせ、プレオープンした。母と来た同市の女の子(10)は「店員さんが親しみやすく、選ぶのが楽しかった」と笑顔。新潟工科大4年の男子学生(21)は「会話を通し何度も来てもらえる関係をつくり、通りを行き交う人を増やしてまちを盛り上げたい」と意気込んでいる。
開店時間は、平日午後3時~7時。