人の心をつかむ難しさ

「人の心をつかむ難しさ」

過日、機会があって『やるっきゃない』と題した豊原ミツ子さんの話を聞くことができた。ミツ子さんの父は50年間小さな会社を経営してきたが、無口な父と能弁な長女の夫と意見が合わず、喧嘩をして会社を辞めてしまった。

これまで忙しい仕事の合間に、生きいきと植木の手入れをしていた父が、仕事をやめた途端、一切植木に手をつけず毎日ぼんやりと落ち込むばかりで、とうとうボケて脳軟化になり3年後に亡くなったという。

「老後、楽をさせてやりたい」と望む家族としては良かれと思って尽くしたつもりのことが、全部裏目に出てしまい、親子といえども「人の心をつかむことの難しさ」を思い知らされたということであった。

孫子の兵法でも“敵を知り己を知れば百戦危うからず”と教えるが、「敵を友」と置き換え、相手を知り且つ自分の立場をよく知って事に処すれば、まず失敗は少なくてすむと思う。

「人と人とのふれあい」がある限り、他を知り己を知ることにプラス「信用」を加えることができたら、商人は繁盛、役人は出世、政治家は安定政権を確実につかみ得るのではないかと考える。

<提供:石原政博さん(西山町在住)より>

 

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