一般的に「リス」と言えば思い出すのが背中にラインの入った「シマリス」ではないでしょうか。テレビCMなどにも登場し馴染深いリスの1種ですね。でもリスの種類はとても多く全258種もあり小型の「アフリカコビトリス(10g)」から「アルプスマーモット(5~8kg)」の大型リスまで姿かたちも様々です。
リスは「栗鼠」と書きますが、それはネズミ目(齧歯目)リス科に属するからです。漢語では「リッス(栗鼠)」と発音していたのが促音の脱落により「リス」になったそうです。
リスの小さな口の中の門歯は伸び続けるので餌を食べる時はこすり合わせて伸びきらないように調節をしています。ほとんどのリスは草食系で、野生のリスに至っては木の実、種子、果実、キノコ、草などの多様多種な植物で食事をしています。
木の上に住処を作る樹上性リスはしっぽがふわふわしていて長く、地上性のリス(ジリス)は毛並みがなめらかでしっぽが短いのが特徴です。手先が器用なので物を持って食事する姿がキュートですね。