ヘッドレストの適正位置とは? 「枕」ではない安全装置 真価を発揮する瞬間は

レンタカーなどを利用した際、ミラーやシートの前後などは調節しても、ヘッドレストまではあまり気が回らないかもしれません。
シート上部の、頭をもたせかける部分のことですが、多少合わずとも運転に直接支障をきたすようなものでもありません。
ともすると、邪魔に感じることもあるのではないでしょうか。

しかし実はこのヘッドレスト、法律で設置することが定められています。
道路運送車両の保安基準22条の4において、自動車は運転席およびこれと並列の座席(助手席など)に頭部後傾抑止装置、すなわちヘッドレストを備えなければならないという記述があります。
効果を発揮するのは、追突されたり衝突したりといった事故の時です。

そうした事故の際、運転者および乗員の身体には強い力が加わり、頭が投げ出されるような動きを強いられ、首に大きな負担がかかります。
結果、むち打ち症を患うことになるというのは想像に難くないでしょう。
乗車中に追突された場合、乗員がケガを負う部位はほぼ9割が首、というデータがあります。
このときヘッドレストが正しい位置にあることで、頭の動きを抑制し、首にかかる負担を減らすことができるというわけです。

ところが、実際にヘッドレストを適正な位置に調節しているドライバーは、半数にすぎないというデータもあります。

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