温度は適切に管理しましょう
インコを含めた小鳥は本来体温が非常に高く、約42℃前後もあるため、寒さに弱い動物です。
若くて元気一杯の時は、かなり寒い気温でも耐えられるようですが、少しでも体力が落ちたり、食欲が減ったりすると、低体温に陥り弱ってしまいます。
冬は電球型の保温器等を用意した方が無難です。
調子が悪そうだなと思ったらまず保温
たとえ夏場でも、保温器が必要になることがあります。
ケージを置く場所は冷房の風が直接当たらない場所に設置するなど、温度が極度に変化しないように気を遣いましょう。
もちろん、高体温症にも注意が必要なので、保温器をセットしたケージの半分はタオル等をかけて暖かくして、反対側は温度が逃げるようにしておくと小鳥が自由に選べるので、保温と高体温症予防の両方に対応出来ます。
掃除は出来れば毎日行いましょう
床面の糞掃除は毎日あるいは2日おきには行いましょう。
また、餌入れや水入れもこまめにきれいにしてあげてください。
餌は減り具合を毎日チェックし、また床の清掃をする際には、糞便の状態と数を大まかに確認して、何かきになることがあれば病院に相談しましょう。
放鳥をしましょう
放鳥とはインコを籠から出し、運動不足やストレスを解消させることです。
また、放鳥を行うことで飼い主とのコミュニケーションを図ることができます。
インコに取っても飼い主にとっても大切な時間ですね。
ただし、時間も決めずにダラダラと放鳥しているのは適切とは言えません。
思わぬ事故を避けるためにも、放鳥する時間は1日に1時間程度にしておきましょう。
以下が放鳥をする際の注意点になります。
インコが窓から飛び出してしまわないよう、放鳥の間は窓を閉めておく
部屋のドアも閉じ、ほかの家族がドアを知らずに開けてしまわないよう、前もって放鳥することを知らせておきましょう。
また、誤って窓にぶつかってしまったときのために、レースのカーテンを引いておくと安心です。
放鳥の間、部屋の中にフンを落とすことがある
鳥は体の中にフンをためておくことができず、食べたらすぐに排泄する動物です。
フンを出さないようにする方法はありませんが、ケージから出している間はインコをよく観察し、フンをしたらすぐに片付けましょう。
家の中のものを齧ってしまうこともある
保護カバーを付けるほか、インコがかじって遊ぶおもちゃを用意し、そちらに興味を持っていかせるのも対策のひとつです。
また、家の中にはインコにとっては危険なものも沢山あります。
例えば、とがった鉛筆や冷えていないアイロン、炊飯器の蒸気、観葉植物にもインコに有毒なものがあります。
こういったものは予め片付けてから放鳥を行うようにしましょう。