「激励の言葉が」……=生かされている意味さがし(49)

49 激励の言葉が……=生かされている意味さがし(49)

 

飲み会の席や、たわいもない茶会で、部下や後輩に何気ないメッセージを伝えたかな! と思っていたのに、そのことが相手にとって人生の大きな言葉「座右の銘」となってしまうことがあります。

「先輩のあの一言を一生忘れません!」とか、「あの言葉で今の自分があります!」と言われた日には、「えっ、そんなこと言ったっけ??」と照れ笑いするという次元ではなくなってしまっているのです。

本人は意識していなくても、その言葉を一生背負っていく、一生励みにして生きていくという人がいるかも知れないのです。

となると、無責任な言葉は禁物と思いますが、そもそもその時点では人生訓を伝えようとか、将来に繋がる激励をしようなどとは思ってもいませんので、言葉を選んでみようもありません。

ただ、一つだけ言えるのは、いつも相手に「真摯」に向き合って話すことが大切だと思うのです。

先日、四十歳そこそこの後輩が、公務員を辞めて「漁師」になると自宅に報告にきました。「何??……」と耳を疑いましたが、母方の祖父の跡を継ぐというのです。真面目な性格で学生時代にクロスカントリーで全国大会でも活躍した人間です。

十五年位前に一緒に仕事をして、自分の生き方や仕事のやり方を彼にも伝えてきていました。言葉では伝えていませんが、彼には仕事に向かう自分の姿勢を見せて、激励をし続けていました。

その彼が、信頼する上司の退職や、現在の仕事や職場に馴染めないことも含めて退職を決意したのだそうです。

この話を聞いて、自分の生き方や言質に対する責任を改めて感じてしまったのです。無責任な激励や応援は時に人の人生をも変えることがあります。

003そして、今後の自分の生き方や、後輩が見ているであろう「自分の背中」にも責任を持って日々を過ごさなければならないと思ったのです。

最近の近況は、「魚ではなくて、今はバイ貝で稼いでいます!」……と。頑張れ!

〈松谷範行氏著作:「生かされている意味さがし」より〉

この記事はブログ管理者からの無理な申し出を、筆者から受け入れて頂き掲載しているものです。

  • イベントが見つかりませんでした

コメントを残す