「子どもたちへ」=生かされている意味さがし(88)

88 子どもたちへ=生かされている意味さがし(88)

とーちゃん、また酔っぱらってます。酔うと歳(年寄り)だからいろいろ考えて、やっぱり死ぬこと考えてしまいます。

最近、とーちゃんは死ぬのは怖いというか、嫌だとは思わなくなってきてて、仕方がないと思うようになってきた。たぶん死ぬ時がくれば「もがく」だろうけど、最後の方はモルヒネで自分が分からなくなっているだろうから、そんなに心配していない。

でも、死んだらそのあとはたぶん地獄行きだと思うんだ。かーちゃんは天国で蓮の上で幸せなんだろうけど、とーちゃんは「血の池」と「針の山」を右往左往してもがいていると思う。死ぬ時よりも切ないし大変だよ。

だから死ぬのが怖いというより「死んだ後のその先」が怖いのかも知れない。いろいろ好き勝手なことやって、かーちゃんにも迷惑かけたしなぁ~。

もうひとつ、やっぱりおまえたちと別れるのがつらいなぁ~。次の世の中でも家族が一緒ならいいけど、そうもいかないだろう。かーちゃんより美人でナイスバディで優しい人は沢山いたかもしれないけど、お前たちを産める能力を持っていたのはかーちゃんだけだった。すごく自慢の子どもたちを産んでくれたかーちゃんに乾杯! まだ酔ってるわ。

時々かーちゃんとで、おまえたちが小さいころのビデオを見るんだ。可愛くて、切なくて涙が出てくる。同時にもっと沢山の愛情を注いだり、寄り添ってやれなかったことに後悔したりする。

おれの家族としておまえたちを割り振ってくれた神様に感謝だし、いつもやさしいおまえたちにも感謝。こんな幸せなとーちゃんの人生は二度とないと思うけど、二度とないからもう少し一緒にいたいなぁ~……。

003 神様が許してくれた門限はいつまでかな?!

あっちの世界へ帰らなければいけない時間が迫っているよ。ちょっと死にたくないかなぁ~。

〈松谷範行氏著作:「生かされている意味さがし」より〉

この記事はブログ管理者からの無理な申し出を、筆者から受け入れて頂き掲載しているものです。

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