「人間は、欲に手足の付いたる物ぞかし」=今日のことば(55)

◎人間は、欲に手足の付いたる物ぞかし

江戸時代の浮世草子作家:井原西鶴

 井原西鶴は大阪の豪商の家に生まれたが、19歳のころより俳諧を修め、家業を手代に任せて諸国を遊行した。その後41歳の時に浮世草子「好色一代男」を発表して、草子作家としての地位を得た。

この言葉は「好色一代男」に出ているもので、町人の持つ物欲や性欲を人間の根底にある欲望ととらえ、それを満たそうとしてエネルギッシュに活動する姿を、ユーモラスに描いた作家らしい人間観と言えよう。人間誰にでも欲望があり、誰しもが、その欲望を満たしたい誘惑にかられる。この事実を認めたうえで、その欲求を仕事を通じて自己を高めるエネルギーとしたいものである。

  • イベントが見つかりませんでした

コメントを残す