「スペシャリストとゼネラリスト」=明日を向いて、故郷を信じて(42)

42 スペシャリストとゼネラリスト=明日を向いて、故郷を信じて(42)

DSCF6200 行政マンでも企業人でも言えることですが、スペシャリストとゼネラリストのどちらが有用なのか、あるいはどういう組織にはどういう比率で配置することが望ましいかということが話題となります。 公務員に限って言えば、やはりゼネラリストの世界かもしれません。

首長や幹部は圧倒的にゼネラリストが多く、スペシャリストは少ないと思っています。広く浅い(深ければなお良しですが)知識とバランス感覚、ネットワークという諸々の条件や能力はスペシャリストより優位とも思われ、そして事実、実践されているから!と一般的に考えられているからでしょうか?

しかし、スペシャリストでも高度のバランス感覚と豊富なネットワークを持ち、ゼネラリスト以上に活躍している人だって沢山います。 技術職(スペシャリスト)が、「私は専門職だから、議員や市民に接することが少ないのは仕方ないよ」というのは間違いです。 ゼネラリスト(事務職)が「技術職は技術職で、行政のことは分からないし興味も持たないからな」と考えるのも駄目です。

自治体の職員は定期人事異動があって二~四年ぐらいのサイクルで他の部門に異動を余儀なくされます。したがって必然的にゼネラリストにならざるを得ません。 ただ、部門によっては事務職でもスペシャリストは必要でしょうし、住民にとっても、スペシャリストの方が知識も豊富なため固定的な人事配置が利益に結びつく場合もあるのです。

003 どちらが良いとか駄目だではなく、どういう立場でもバランスをもって深化していく、見識や知識、情報を求めていくという姿勢が大事なのです。 こういうこととは別に、この本の中でも述べていますが、人事評価にあたっては「一つのセクションに混在するスペシャリストとゼネラリストを一つの手法で評価」しては上手くいかないと思うのです。能力・成果主義のポイントが偏ってしまうおそれがあると考えるのです。

〈松谷範行氏著作:「明日を向いて、故郷を信じて」より〉

  • イベントが見つかりませんでした

コメントを残す