「オトコかオンナか」=生かされている意味さがし(96)

96 オトコかオンナか=生かされている意味さがし(96)

「やる」「やられる」「撃つ」「撃たれる」「抱く」「抱かれる」……。少々卑猥な話をしますが、ともすると男女共同参画社会では差別用語になりかねないこれらの言葉は、能動的か受動的かというスタンスを分かり易い男女の営みに例えて遠回しに表現したものです。(失礼)

そういう話にもっていきたい訳ではなく、この次(来世)に「男」として生まれたいか「女」として生まれたいか? という議論と考察の導入で書いたものでありますので、どうぞお許しください。

さて、こういう話を真面目にやると肩苦しいので、大抵は酒の入った席で、「あなたはどっち?」と聞くとその人の人生観が判かります。

仲のよい異性が集まってアルコールがまわると「それはどうして? 何故?」と聞くと、躊躇することなく、<日頃の思い>と答えが返ってきます。

男性として「女を守らなければならない」という正義感から挫折して、「いっそ女に生まれたかった」と嘆く男。「堂々と股を開いて歩ける男がいい」と深く考えず豪放磊落な男の人生を渇望する女。

中には、「立ちションが出来る男っていいよね! 羨ましい」と自ら卑猥な世界に引き込もうとする大胆な女性もいたりして……。

その昔、高校のトイレに落書きがしてありました。

「女の一生モーパッサン、男の一生もうたくさん!」

授業で挫折し、部活で怒られ、先輩にはトイレに呼びこまれ、イジラレた学生が半べそかいてこのイタズラ書きをしたのでしょうか。

フランスの作家モーパッサンの書いた『女の一生』が分かるくらいなら、もう少し勉強して壮大な男の人生とロマンを夢見て欲しかったと思ったものです。

かくいう私は……、もちろんこの次も男ですわ! だって女の自分を想像したくないし……。

あっ、そうそう、そもそも次に人間に生まれてくるかどうかが一番の問題です。百年後の庭先の「イモムシ」が私かも知れませんし。(笑)

両方の性にそれぞれ優位性と劣性があって、補完しあって生きているし、また憧れる部分もあるでしょう。一方で長く生きているとその人生を肯定したり容認したりすることが多くなるから、男は「男」、女は「女」を選択するのかも知れません。

妻の日常の気遣いや慌ただしさを見ていると、とても女性の真似など出来ませんが、半分口を開けて爆睡している妻の寝顔を見つつ、「このオンナを俺が守らず誰が守るのか?」と、ふと考える自分も「大した男」なのであります。

003繰り返します。「オトコ」で良かったぁ~。

〈松谷範行氏著作:「生かされている意味さがし」より〉

この記事はブログ管理者からの無理な申し出を、筆者から受け入れて頂き掲載しているものです。

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