「どんなに悲しい涙でも、いつかは乾く時がくる」=今日のことば(53)

◎どんなに悲しい涙でも、いつかは乾く時がくる

女優:ミヤコ蝶々(私の座右の銘)

 7歳のときから、父親の一座の座長として舞台に立ち、地方巡業の日々を送ったミヤコ蝶々は、2度の結婚にも敗れた。2度とも相手の浮気が原因。

舞台やテレビで見る彼女の人なつっこい笑顔と軽妙な柔らかい語り口の陰に、芸と愛情問題の深い悩みと苦しみが隠されていたのだ。その苦悩、悲しみに直面した時、彼女はこの言葉をつぶやいた。事実、どのような悲しい涙でも、時間がたてば乾いた。そして、事態を客観的に見つめ直すことができた。

ミヤコ蝶々はぎりぎりのところで耐え、人生経験を深めながら芸を磨き続けることで、庶民の共感を得られる根強い人気女優となることができたのである。

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