「聞く」と「乗る」?? =生かされている意味さがし(42)

42 「聞く」と「乗る」?? =生かされている意味さがし(42)

「恐竜百万年」「ドラゴンへの道」「タイタニック」「失楽園」「永遠のゼロ」……。映画が苦手な私は数えるくらいしか映画館(シネマ)に行っていません。映画館の大音響で気分が悪くなってしまうのです。小学校でもこのことを担任の先生は承知していて、その時間は「公欠」扱いでした。

大人になってから、子どもを連れて「ドラえもん」や、酒に酔った勢いでのフランス映画三本立て(成人映画)は見たものの、ほとんど映画館には興味がありませんでした。

とくに近年は数ヶ月待てば、テレビで放映されるか、DVDを購入して自宅で好きな音量で観賞することができる! ということもあります。

ロマンス映画なら耳障りの良い音量で、ハードボイルド映画なら少しだけ音量を上げて、アダルト映画なら妻にも聞こえないような音量で(笑)と、自分のシチュエーションで楽しむことができます。まさしく娯楽は自宅で! という頑なな固定観念が根付いているのです。

どうしても受け入れることが出来ないのが近年のコンサート。昔は「労音」(勤労者音楽協議会)という団体があって、加入していると千円から二千円位で音楽鑑賞をすることができました。

今は、チケット販売店やインターネットなどで購入できますが、一万円単位のチケットがザラとなっています。一万円で音を聞く、あるいは遠くステージにいるアーティストとの臨場感を味わう。これで一万円というご時世が自分には中々理解できません。

さらには、座席(チケット)を死にもの狂いで購入、ゲットしているのに、その座席に座らず立ったままで二時間も過ごす……、年寄りには理解不能な光景でもあります。

一度、片意地を張って座って聞いていましたが、周りが総立ちで何も見えないコンサートを経験してから、これもまた「公欠」状態であります。

アイドルやロックグループのコンサートは「聞く」というより「乗る(ノる)」という感じですね。鑑賞=聞くではなく、音と光の競演=乗って、騒ぐというのが私の感覚です。カップヌードルのCMでペンライトを刀に見立てて外国人が解説している感覚と同じです。

003 時代が変わると物の価値観や人の行動も違ってきますが、冷静に見れば見るほど、「おかしなイベントが増えたものだ!」と肩を落としてしまうのです。

一万円あれば丸亀製麺でも松屋でも一ヶ月位食べ続けられるのにねぇ~。

〈松谷範行氏著作:「生かされている意味さがし」より〉

この記事はブログ管理者からの無理な申し出を、筆者から受け入れて頂き掲載しているものです。

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